【Business】日本企業の自動化が進まないわけ

最近気がついたこと。
アメリカの企業や中国の企業はあっという間にデジタル化やシステム化が進みます。
一時期「ものづくり」で世界をリードしてきた日本はなぜ遅れてしまったのでしょう。

Photo by Francesco Paggiaro on Pexels.com

割り切りのよい欧米中国

先日ある会社のセミナーを受講しました。
アメリカ企業の事例で、驚くべき速さで10工場、20工場と製造IoTのシステムを展開していました。ポイントは2つ

(1)トップダウンで徹底
 情報システムは様々な選択肢があります。機能が豊富で汎用的に開発・導入できるパッケージソフト、専用的に作られた安価なパッケージソフト、またはフルスクラッチで開発するという手段もあります。どれも一長一短あり投資額や、短・長期的視点やマッチするかしないかで選択されますが、関係者が全員賛成で導入されることはまずありえません。いろいろな意見がある中で選択をしなければなりませんが、一度会社として決めたものに対して徹底的にトップダウンで導入を進めるのが欧米中国といえます。

(2)割り切り
 逆に言うと工場側の拘りを捨てています。
どのような画面でどのようような管理をしたいという工場長や工場スタッフの意志はそこには反映されません。全社共通のシステムで同じ画面、同じ定義のKPIで管理する。システムの標準機能のみを使って一旦終わりにしています。
 全社共通の仕組みは標準化されたシンプルな仕組みが一番わかりやすく、展開が早いのです。

日本ならではのきめ細かさ

日本はというと、トップダウンで進める場合も多々ありますが、必ず抵抗勢力があり、その抵抗が導入する部門・工場であることが進まない理由のひとつに挙げられます。

「トップや推進部門、本社スタッフは現場を理解していない」と判断して前向きに導入しようとしません。そして、どのような方法、ツール、画面でどのように管理をするかというところに強いこだわりを持っています。割り切りをできるだけせずに、細部にこだわったきめ細かい管理がこれまでの日本の良い所でもあり、その中心がいつまでも人なのです。

もちろん、こだわりも、人の育成やマネジメントも重要ですが、それをすることで自動化・システム化をしない理由にはなりません。苦手意識が強いとも見受けられます。

いくら自動化をしても人はゼロにはなりません。
自動化して人は人しかできない仕事で価値を高めることでスループットを最大化すれば人を減らすことすら不要になる場合もあり、それを目指すべきではないでしょうか。

自動化は人を減らすのではなく、人の価値を高めるアナログ強化として進めるべきです。

自動化を進めるためには

自動化をする際は、それが設備(ハード)であろうとシステム(ソフト)であろうと、仕様・要件を定義しなければなりません。これが日本人が非常に苦手とすることです。

曖昧でも臨機応変に目的に向かってきめ細かい運用・管理をしてきたので、何かを捨てて大局を決めることが難しいのです。

これを打破するには、標準化、形式知化を進めるしかありません。
それには、全体最適を認識したうえで細部の拘り(個別最適)を捨てて共通の定義を決めることから始めるとこが肝要です。

投稿者: Kenichi Sato

札幌育ち、横浜在住のベイスターズファン 関西にも頻繁に出没します。 まだまだ世のため人のために働いて楽しい人生を送ろうと思っています。

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